公益財団法人脳血管研究所は、美原記念病院の脳卒中を主とした神経疾患の専門病院を通じ、患者の皆様の診断、治療で社会貢献します。

0270-24-3355
〒372-0006 群馬県伊勢崎市太田町366
  • 外来受付時間 月~金 AM8:30~AM11:00
  • 休診日 土・日・祝日 夏季1日・年末年始

リハビリ目的での転院をご希望の方へ

回復期リハビリテーション病棟について

回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟とは、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)や、大腿骨頸部骨折等の患者さんに対し、機能回復、身の回り動作(トイレや入浴など)の向上や家庭復帰・社会復帰を目的としてリハビリテーションを集中的に行うための病棟です。

当院の回復期リハビリテーション病棟の特徴

脳卒中などの脳血管疾患を中心に、幅広い疾患のリハビリテーションに対応しています。
主治医は、脳卒中専門医もしくは循環器科の医師が担当します。
主治医、看護師、リハビリスタッフ、栄養士、社会福祉士の多職種で患者さん、ご家族の支援をしています。
主治医、看護師は患者さんが安心してリハビリに取り組めるよう体調管理を行います。専属のリハビリスタッフを多数配置し、多くの練習時間を確保しています。
リハビリとの個別リハビリのほかに、病棟では看護師と生活場面(着替え、トイレ動作、歯磨きなど)での実践リハビリを行っています。
入院後間もなく管理栄養士が栄養指導を行い、食事とリハビリの関連について、また再発防止のための食生活について説明し、随時相談を受けています。
社会福祉士は、今後の生活に関するご不安をうかがい、患者さんやご家族と一緒に考え、解決に向けて支援いたします。

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回復期リハビリテーション病棟 スタッフ配置

看護要員� PT OT ST 管理栄養士 医療相談員
5F 回復期リハ病棟 50床 39 13 11 5 1 1.5
6F 回復期リハ病棟 49床 37 14 8 4 1 1.5

回復期リハビリテーション病棟の対象疾患

当院では以下の5項目を回復期リハビリテーション病棟の対象疾患としています。

  1. 脳血管疾患、脊椎損傷、頭部外傷、クモ膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後もしくは手術後の状態または義肢装着訓練を要する状態
  2. 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折または2肢以上の多発骨折の発症後または手術後の状態
  3. 外科手術後、または肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後または発症後の状態
  4. 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の神経、筋または靱帯損傷後の状態
  5. 股関節または膝関節の置換術後の状態

入院申込みから退院までの流れ

1. 入院相談

  • ご見学やご相談を希望される場合は、社会福祉士宛にお電話ください。「連携室 入院に関するご相談
  • ご入院の調整は、病院同士で連絡を取ることになりますので、現在ご入院中の病院でご相談いただくか、社会福祉士宛にお電話ください。
  • [お問い合わせ先]
     担当者:連携室
     連絡先:0270-24-3355(病院代表)

2. 担当医・転院日調整

現在ご入院中の病院からの情報をもとに、当院での対応可否や担当医、転院日を調整します。

3. 入院

オリエンテーション
主治医・看護師・リハビリスタッフが入院生活やリハビリテーションについてご説明します。管理栄養士が入院中の食事についてお話します。社会福祉士が患者さんのこれまでの生活などについてお話をうかがいます。

必要に応じて、CTやMRIなどの各種検査を行います。

4. リハビリテーション開始

一人ひとりの患者さんに合わせたリハビリテーションやケアを行います。

5. スタッフカンファレンス

患者さんやご家族の希望をもとに、担当するスタッフ(医師・看護師・リハビリスタッフ・管理栄養士・社会福祉士)が今後の方針について話し合います。

6. インフォームド・コンセント

患者さんの状態や今後の方針を説明し、患者さん、ご家族と目標を共有します。

7. 退院支援

家屋訪問

住宅改修が必要な場合は、リハビリスタッフがご自宅にうかがい、アドバイスさせていただきます。

サービス調整

退院後の生活に必要なサービスや福祉用具について相談します。

外出・外泊練習

ご自宅での動作確認していただき、退院に向けて最終調整を行います。

退院準備

ご自宅に戻られてからも続けていただきたい運動や生活上の留意点などをお伝えします。

8. 退院

回復期リハビリテーション病棟の1日の様子

院内ストリートビュー(リハビリテーション室)

よくあるご質問

Q. 入院期間はどのように決まるのですか? 本人や家族の希望は聞いてもらえますか?
患者さんやご家族の希望も組み入れたうえで、スタッフカンファレンスを行い機能回復過程を考慮して期間を決めています。
あくまで目安ですので、入院期間が前後することもあります。
Q. 家族はどのくらいの頻度で面会に行けばいいのですか?
ご都合のよい時で構いません。週に2~3回ご面会にいらっしゃるご家族が多いです。医師やスタッフからの説明などは事前に日程を調整いたします。「入院のご案内 面会の方へ」はこちら
Q. どのくらいで転院できますか?(ベッド調整に要する期間)
ベッドの空き状況によりますが、1~2週間以内には調整できるよう配慮します。
Q. 入院に必要な物は何ですか?
「入院のご案内」をご覧ください。