公益財団法人脳血管研究所は、美原記念病院の脳卒中を主とした神経疾患の専門病院を通じ、患者の皆様の診断、治療で社会貢献します。

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ポリファーマシーへの取組み

~当院では薬を減らす取り組みをしています~

ポリファーマシーとは

ポリファーマシーとは

ポリは「たくさん」、ファーマシーは「調剤」を意味した造語で、ポリファーマシーとは多くの薬を飲んでいて(多剤併用)、薬物有害事象などの問題が起きてる状態のことを言います。およそ6種類以上の薬が処方されていることが目安になります。(厚生労働省より)

なぜ薬が多くなるのか?

近年、平均寿命が延び、複数の疾患を持つ高齢者が増えてきています。それに伴い、複数の医療機関を受診している場合、薬は増えていく傾向があります。また、症状が改善しているのに同じ薬が長期間継続されているケースも少なくありません。このため国は、入院時など、環境が変わる際に処方薬を薬も見直すことを推奨しています。

薬が多いと何が問題なのか?

薬が多いと何が問題なのか?

まず、副作用や薬物同士の相互作用など薬による有害事象の増加が考えられます。また、薬が多いと管理していくことが難しくなることから、飲み忘れが増え、残薬が増加し、無駄な医療費がかかってしまうことも懸念されます。(図は「高齢者が気をつけたい多すぎる薬と副作用」日本老年医学会より引用)

薬剤部の取り組み

薬が多いと何が問題なのか?

薬剤部では、入院・外来患者さんの多剤併用への取り組みとして、多職種が減薬を意識しやすい環境を作っています。また、認知症サポートチーム等の回診時は、必要に応じて患者さんや病棟スタッフから情報収集を行い、多職種で協働しながら薬を減らす提案も行っています。そして、薬を減らして終わりではなく、その後のフォロー(患者さんへの減薬の説明・状態確認、他院への情報提供)も行っています。院内の情報共有として、毎月、医師とコメディカルスタッフが集まる会議で多剤併用患者の報告・評価もしています。このように薬剤部では、薬の適正使用(ポリファーマシーゼロ)を目指しています。減薬を評価した薬剤総合評価調整加算※の算定件数は、年間およそ200件、月平均16件となっています。

※薬剤総合評価調整加算:入院前に6種類以上の内服薬が処方されていたものについて処方内容を総合的に評価したうえで調整し、当該患者の退院時に処方される内服薬が2種類以上減少した場合、退院時に算定できる